ソーラーれんとは
太陽を抱こう。
もくよう連では、自然エネルギー研究所と共同で、空気集熱式パッシブソーラー「ソーラーれん」の普及を進めています。
このソーラーの良さは、空調設備による過刺激的な温熱環境ではなく、ホドがいいことです。人肌のあたたかさ、といったらよいのでしょうか。太陽エネルギーを、やわらかく抱きしめる、そんな技術です。
「ソーラーれん」のしくみ

上図は、冬のしくみ図です。1~10の順に、空気が流れていきます。
空気の通り道をつくる。
温められると上昇する空気の性質を利用します。屋根の下に空気の通り道をつくることで、太陽熱で温められた空気は、自然に棟に向い上昇していきます。
屋根+仕掛け ガラスを載せる。
ガラスは、ごく普通の強化ガラス。温室効果によって、屋根面を外気温と風による放熱から遮り、集熱温度を高めてくれます。いただいた太陽熱は大切に生かします。
太陽熱を集めて送る機械箱を置く。
冬に温かい空気を、ダクトを通して床下に送り、夏には屋外へ排気する─太陽熱で温まった空気を集めコントロールするための機械箱(ハンドリングボックス)を、屋根裏に設けます。
蓄熱体を設ける。
「石の建築」に対して、日本の「木の建築」は、壁の厚さが違い、熱容量が小さいといわれます。そこで「床下」です。床下に土間コンクリートを打設し、太陽熱を蓄えます。
断熱・気密の計画。
隙間があれば逃げる熱をおとなしくさせるには、断熱・気密を高めること。しかし、極度に気密を高めると、息苦しい空気のよどむ家になってしまいます。これでは本末転倒です。肝要なのはバランスです。
【どうして、水ではなく空気なの?】
水には、どうしても水漏れや凍結の心配が付きまといます。また、お湯を沸かすエネルギーと家全体を暖房するエネルギーとでは、量的にケタ違いです。そして何より、空気だからこそ生まれる現象は、私たち人間の身心に合った、心地よい効用を与えてくれるからです。
【どうして、コンクリートなの?】
コンクリートがもつ性質(熱容量と熱伝導率)が、「昼間に蓄熱し、夜間に放熱する」という、一日のライフサイクルに、一番合っているからです。

